カレーの隠し味
ちょっとの工夫で大変身!いつものカレーが別物に
カレーの好みはそれぞれ。カレーを愛する人なら誰でも自分だけの隠し味を持っているものです。
こちらでは、市販のカレーにひと手間加えるだけで、いつものカレーが別物に変わるカレーの隠し味をご紹介します。
こちらの隠し味をお試しいただいて、お客様だけのオリジナルカレーレシピを作り上げてはいかがでしょう?
辛味が欲しいとき
カレーは辛くなくっちゃ、という方には、辛味を加えるスパイスがおすすめ。ブラックペッパーを加えると、ピリッと刺激のある辛味が加わります。
また、パウダーのレッドペッパーを使ったり、丸のままの唐辛子をブイヨンに入れて、しばらく煮てから取り出しても、汗の出るおいしいカレーができあがります。
さわやかな酸味が欲しいとき
夏の暑い日などに、さっぱりしたカレーで元気を出したいときは、ヨーグルトがおすすめ。
煮込んだカレーの仕上げに大さじ2杯程度のプレーンヨーグルトを加えるだけで、さわやかでのど越しの良いカレーになります。
マイルドな味にしたいとき
スパイシーなカレーは重いかな、と思われるときや、辛いものが苦手なお子様がいるご家庭におすすめなのが、りんごや蜂蜜、バナナなど。
蜂蜜は、具材を煮込む際に加えて十分に火を通したら、一度火を消してルーを溶かし入れましょう。やわらかで、ほのかな甘みが広がります。
また、りんごやバナナ、完熟したパパイヤやマンゴーは、つぶすかすりおろして仕上げに加えましょう。煮込んでしまうと、せっかくのフルーツの香りが飛んでしまうためご注意を。
また、マンゴーチャツネなどを、仕上げに入れるとさわやかで大人の風格ある甘みと酸味を加えることができます。
コクを出したいとき
ごはんに合うコクのあるカレーを作りたいときは、カットした完熟トマトやトマトピューレ、生クリーム、ウスターソース、ワインなどを加えてみてはいかがでしょう? トマトの酸味や、生クリームの油分などがカレーに溶け込んで、まろやかな味になります。
ワインやカットしたトマトはルーを入れる前に、それ以外はルーを入れていったん火を止めてから加えましょう。
スパイシーな味にしたいとき
市販のカレーでは、ちょっと香りが足りない、というこだわりを持つ方は、カレーの素となるスパイスを追加することをおすすめします。
特に、カレーのあの胸のすくような香ばしさのもとになる、クミンやカルダモン、甘みと苦味を加えるコリアンダーなどを加えるのも、おいしいカレーを作る秘訣。
インドで人気の高い、ブレンドスパイス、ガラムマサラを入れても、カレーがグレードアップします。
味に深みを持たせたいとき
苦味や深いコクのある、カレーを作りたいときは、飴色たまねぎやコーヒー、チョコレートを加えましょう。
飴色たまねぎとは、薄くスライスしたたまねぎを弱火でじっくりと時間をかけ、飴色にしたもの。香ばしさと、たまねぎの甘みをカレーに加えます。
もともとはスパイスや薬として使われていたカカオを使っている、チョコレートもカレーに豊かな風味を加えます。ビター味のものや、最近売り出されているカカオの含有率が高いチョコレートがおすすめ。
苦味を加えた大人の味を目指すのならば、インスタントコーヒー。濃い目にといたインスタントコーヒーを、ルーを入れた後に加えましょう。
和風のカレーが作りたいとき
お蕎麦屋さんのカレーが作りたいという方や、ちょっと違ったカレーが食べたいという方には、和風の食材を使ったカレーをおすすめします。
野菜を煮込むときのブイヨンや水をカツオダシに変えると、いつものカレーが魚の旨みが生きる和風のカレーになります。
また、具として長ネギを使ってみたり、仕上げに醤油や味噌をほんの少し加えるのも、和風カレーのおいしいポイント。ぜひお試しください。